【辞退したい】特定保健指導を受けたくない場合【断り方】

特定保健指導

管理栄養士のりー(@lee77386100)です。

こちらのサイトでは、管理栄養士歴10年の私が栄養・食生活などに関する役立つ情報を発信しています。

根拠に基づく内容を目指しておりますが、一部主観や個人の意見も含まれることを前提に、お役に立てていただきたいと思います。

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※情報は個人に対するものではなく、あくまでも一般的な内容です。

また、医師ではないため診断等は出来かねますのでご了承くださいませ。必要に応じて医療機関の受診をご検討ください。

まず初めにこちらをご覧いただけたらと思います。

さて、このページに辿り着いたあなたは、おそらく特定保健指導の対象者に選ばれた人が多いのではないでしょうか?

 

特定保健指導を辞退したい人がどうすれば良いか、私が経験した某健康保険組合についてご紹介します。

※全ての健康保険組合で同じ対応になるとは限りませんのでご注意ください。

 

 

特定健診・特定保健指導についてはこちらをご覧下さい。

 

特定保健指導の内容についてはこちらをご覧下さい。

 

はじめに

人に言われて自分の生活習慣を変えるなんて、嫌だ、めんどくさい。などと思っているのかもしれませんね。

 

私の立場から言わせれば、『健康で長生きしてもらいたい!』という気持ちが強いのですが、

それは私の価値観であって必ずしもそれが正解とは限りませんね。

 

このページが『辞退したいけどどうすれば良いのか分からない』という方に、少しでもお役に立てればと思います。

 

結論

結論から言えば、私が携わる健康保険組合では、特定保健指導を受けたくない場合に辞退することができます。

またどの段階でも辞退することが出来ます。

今回はその方法について、経験談を交えながらご紹介いたします。

 

現状

2024年9月現在、Google検索で特定保健指導辞退などと検索すると
企業の健康保険組合等のサイトがヒットします。
その他、『特定保健指導の指導者が辞退したい人に対してどのように指導すれば良いか』などの検索結果が上がってきます。
ざっと見た限りでは、特定保健指導辞退する人が実際どのようにすれば良いのかと言う記事がなかったので、今回は辞退したい人がどうすれば良いかをまとめてみたいと思います。

私が出会った特定保健指導の対象者

健康診断の結果が悪く、将来病気の不安を感じ生活習慣を改めようとする方がいる一方、自分の健康のために生活習慣を変えたくないと言う方も多くいらっしゃいます。
私の感覚では、10人中7人ぐらいの方が自分の生活習慣を改めたくないように思っていると感じました。
しかしお話を進めていく中で、習慣を変える必要性などを理解し特定保健指導を受け健康づくりに取り組みたい!
と言うような気持ちに変化する人も多いです。
これは正直、管理栄養士や保健師の腕にかかっていますね(笑)
とは言え、私が初回面談を担当させていただいた人の中で、100人に1人ぐらいの人が特定保健指導を初回面談で辞退していました。

辞退したい理由

次によくあるご意見を紹介します。

⓵自分の力で生活習慣を改善させることができるため

1つ目の自分の力で生活習慣を改善できることができると言う方は、サポートする側としても非常に安心して辞退を受け入れることができます。
ただ本当に生活習慣を改善できるかどうかは本人の力量次第となりますね。
結果は翌年の健康診断の結果を見れば一目瞭然です。
翌年度も特定保健指導の対象者となっているということは、残念ながら一定の水準はクリアできなかったということです。
※特定保健指導は年齢が74歳以下で、健康診断の結果が一定水準だった方にはご案内があります。
対象者さんとしては『またこれか!』となってしまうかもしれませんね。

補足

もし仮に次年度も対象者になった場合、1回目と同様に辞退することも受けることもできます。
『去年は辞退しちゃったけど、今年はこのサービスを利用しようかな!』というのもOKということです。
お気持ちが変わったら、ぜひトライしてみてくださいね。
ちなみに自力でなんとかしたいという方、
お金を支払うことでやる気が出る方はジムに行くのが効率的ですね。


次の健康診断までに結果にコミット(一定の基準をクリア)すれば、特定保健指導の対象から外れます。
お料理が苦手な方はこのようなお弁当を使っていますね。



こちらも併せてご覧ください。

②電話やメール手紙等のやりとりがめんどくさいため

2つ目の電話やメール手紙のやりとりがめんどくさいので辞退をしたい方は、本人のストレス軽減のためにも辞退をされた方が良さそうです。
もちろんサポートする側としては
「対象者の皆さまが健康になって少しでも元気に長生きしてもらう」
というのがやりがいだと思います。
しかし実際は連絡が無いと特定保健指導のポイントは達成できず、終了することができません。
それだけではなくサポート側が何度も連絡をして、連絡が取れるまでそれ続けると言う作業が必要になります。
私が担当した健康保険組合の場合は、1週間に2~3回、手紙やメール、電話でアプローチをすることになっています。
またその多くが平日の昼間、つまり多くの方がお仕事をされている時間です。
お仕事で忙しくされているときに電話が鳴るとうんざりすることもありますね。
よく言われますがストレスも病気の要因の一つです。
「連絡ができない!」「めんどくさい」と言う人は始めから辞退するのも良いでしょう。

補足

実はこれにもストレスを回避する方法があります。

それは希望の連絡方法を明確に伝えるということです。

例えば職場で初回面談を受けた場合は、いつもの仕事の要領で連絡先を職場にされる方がいらっしゃいます。

しかし実際は

・仕事中に総合案内から呼び出され、仕事の手を止めなければならない。

・何度も来る催促の電話にうんざりして居留守を使う。

など自分のライフスタイルに合わない連絡方法になっていることも多いようです。

電話をかけて欲しくないということなら、最初にそれを明確に伝えましょう。

そうすれば、多くの場合はその他の手段でのやり取りとなると思います。

 

自分にとってストレスを感じにくい方法で利用できると良いですね。

人に言われたくない方はこちらも参考にしてみてください。

③自分の生活習慣を絶対に改善したくないため

3つ目の自分の生活習慣を改善したくないと言う方については、辞退されることを強くオススメします。

これまで長年続けていた生活習慣を変えると言う事は想像以上に難しく食事の面で言えば、好きなものを好きなだけ食べていた方がそれを制限したりお酒タバコなど嗜好品を削っていく必要があります。

それが生きがいと言う方もいらっしゃるかもしれません。

また好きでもない運動をする必要もあります。

自分の人生は他人のためにあるわけではありません。

手間をかけずにバランスよい食事をしたいという人はこちらへ。

補足

実は病気になると他人に迷惑をかけるケースがあります。

 

・治療費がかかる

(自分で支払えない場合は周りの人が負担することになります)

・自分の介護のために身の回りの人の時間を奪う

・病院に行けば健康保険組合の財源を消耗して未来の保険料が上がる

(健保の医療費負担増大)

もちろん健康保険組合は相互扶助の仕組みで成り立っていますし、自分と周囲の人との関係性が良好なら問題ないでしょう。

病気には様々な種類があり、先天的なものもあれば後天的なものもあります。

変えれそうなところは変えていけると良いですね。

 

④将来病気になることに対して危機感がないため

4つ目に病気への危機感がないと言う方です。
生活習慣病、いわゆるメタボリックシンドロームの初期の方は自覚症状はほとんどなく痛みを伴いません。
そのため将来どのように自分が病気になっていくのかを
イメージしにくいかもしれません。
今の生活習慣を改善してまで、病気を予防する必要があるのか?
実際に病気になってみないとわからないことがたくさんあります。
経験してみないと何事もわかりません。

補足

主な生活習慣病のうち、比較的軽症のうちに痛みが出る病気があります。

それは『痛風』です。

特定保健指導のスクリーニング項目に尿酸値はないのですが、こちらも他の生活習慣病と似ているところがあります。

もし身近に痛風発作を経験された人がいる用でしたら、その人の様子を聞いてみるのも良さそうですね。

イメージは屈強な男性でも泣いて痛がるようなイメージとのこと。

それはそれは痛そうですね。

痛風を予防していきたいという気持ちがある方にもこちらはオススメです。

辞退する方法

それでは実際に具体的な辞退の方法について紹介していきたいと思います。
大切なことなので繰り返しになりますが、特定保健指導の辞退はいつでも可能です。
また、私が経験した健康保険組合の場合ということですので、詳しくは担当者にご相談下さい。

始まる前に辞退

職場に保健師や管理栄養士が伺って行う特定保健指導の場合、人事や総務の方が一括して面談の予約をしてくれています。
もし可能であれば、その段階で辞退の旨を社内の担当者に伝えられるとベストです。
多くの場合特定保健指導の初回面談は勤務時間中に行われています。
間は20分以上、WEBなら30分程度。
この貴重な20分を聞きたくもない話に割くくらいなら、仕事の時間に充てた方が良いでしょう。
また同様に会社としても社内で働いてもらったほうが良いかもしれません。
(会社として健康増進を勧めている場合は難しいかもしれませんが。)
さらに、保健師、管理栄養士の立場としても、特定保健指導の対象者を辞退させたということになれば評価は悪くなるでしょう。
つまり特定保健指導の対象者・会社・健康保険組合の3者にとって不利益が生じる可能性あります。
可能であれば初回面談を受ける前に辞退されることをお勧めいたします。

初回面談で辞退

特定保健指導について分からない場合はまず初回面談を受けられたほうが良いと思います。
初回面談では特定保健指導の概要等について詳しく説明してもらえると思います。
もちろんインターネットなどで調べることができますが、自分の分からないところを質問できるので話は早いでしょう。
そちらの方が分かりやすいと思います。
それを踏まえた上で辞退すると言うことであれば、初回面談のうちに辞退を申し出ることをお勧めいたします。
この機会を逃してしまうと、手紙や電話メール等のやり取りが始まってしまいます。

継続支援で辞退

手紙やメール電話のやりとりが始まってから辞退する方法です。
実際に特定保健指導のサポート期間がスタートし、手紙やメール・電話でのやりとりが難しくなった場合。
こちらの段階でも辞退できます。
手紙やメール・電話でのやり取り自体は難しくなく、生活習慣を改善することが難しいなどの場合は、途中で生活習慣の改善の内容を変更することもできます。
もしくは体重測定などの結果を振り返るだけでも良いと思います。
サポートの連絡を見てそれに対して現状を連絡すると言うだけでも、生活習慣の改善と言えると私は思っています。
そのため電話やメール連絡が難しくないのであれば、最後まで続けてられることをおすすめします。

補足

本人が改善できようと改悪していようと、最後までサポートが終了すれば健康保険組合としては現状一旦OKです。
特定保健指導の後に内蔵脂肪が増えてしまっていても、ご自身の健康状態を心配すること以外は問題ありません。
管理栄養士、保健師や健康保険組合などに悪く思う必要もありまん。
その点は気軽に続けてもらえれば嬉しいです。
その他にも実際には辞退したいと思いつつも辞退されない方もいらっしゃいます。
それは会社を経由して特定保健指導を受けている方に非常に多く見られるように思います。
一部の対象者さんの中では、特定保健指導の辞退や経過が社内の担当者等に筒抜けになるのではないか?と思っていらっしゃる方も多いようです。
ただ実際はそのような事はありません。
会社での自分の評価に関わるようならば、やる気がなくても継続したふりをすると言う人も多くいらっしゃいます。
それはそれでも構いませんが、多くの場合は評価の対象にならないでしょう。
サポーターや健康保険組合としては、特定保健指導のサポートを終了すればそれはそれで一つの実績になります。
ただ、虚偽の内容でやり取りするは時間の無駄なのかもしれません。そのあたりは対象者さんの好みの問題かもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
特定保健指導はいつでも辞退することができるというのが大前提ですが、私も一人のサポーターとして適切に活用頂きたいと思っています。
皆さんにとってより良い手段になることを願っていますね。
自力でなんとかしたい方は、こちらの記事も参考になると思います。

 

コメント

  1. 形式上本人希望の健康指導は無意味 より:

    辞退するなら初回面談ですねーw
    健康経営とか、まー外堀を埋める的な手法できますから、断るなら初回面談w
    生活習慣病なんて名前も失敗じゃね?と思いますけどね。
    健康は大事ですが、それ以上にライフスタイルが大事。んー?まぁつける薬がないって事ですね。改善させたくて付けた名称なんだろうけど、ライフスタイルの維持を選ぶ人にとっては逆効果ですね。

  2. 特定保健指導の管理栄養士 より:

    この記事を読んで、特定保健指導を受けるはずだった方が辞退し、受けていれば予防できた病気を発症しないことを願います。
    特定保健指導では、動脈硬化症のリスクがあると言われて当事者意識を持って話を聞く方はかなり少ないです。ただし対象になっていない方と比べて何十倍も脳血管疾患、心疾患の発症リスクが高いことを理解してください。
    特に健康診断で要治療・精密検査の項目があるにも関わらず放置している方は、必ず病院を受診をして欲しいです。
    どうか、自分の体を大切に。健康な体があってこその仕事です。多少仕事の時間が削られても、そんな時間を取れないと考えている忙しい人ほど、改めて時間を作り、自分の体を労り、生活を見直す時間を作ってください。どうか、優先順位を間違えないで欲しいです。

  3. 特定保健指導をしている管理栄養士 より:

    管理栄養士が特定保健指導の断り方を説明しているという時点で、この記事は信用してはいけないということが分かります。
    特定保健指導はメタボリックシンドロームを予防するために重要な取り組みです。
    受けたくないから受けないという選択もできることは確かですが、
    生活習慣改善のための一歩を自身の手でつぶしてしまう・不健康な道を歩み続ける選択をしているということを理解したうえで判断してください。
    管理栄養士がそれを推奨するような記事を書いている時点で、このサイトは収益を得らることを第一に考えたサイトであり、健康へのサポートに全うしない管理栄養士ですと、自己紹介した記事であるとも読み取れます。
    本当に管理栄養士なら、管理栄養士としての記事作成に努めてください。

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